完全ガイド · 全8章

VPNAK 使い方ガイド · 登録から応用まで

これはサイト内で最も情報量の多い記事です。「ゼロから使い始める」までの流れを8つの段階に分けて最後までたどります。サービスの仕組み、プラン選び、登録と注文、サブスクリプション取得、5プラットフォームのクライアント導入、接続確認、日々のメンテナンス、応用的な使い方。初めての方はまずクイックスタートガイドをご覧ください。細かい点を調べたいときは、本ページの該当する章に戻ってください。

  • 110+ か国
  • 160+ 回線
  • 台数無制限
  • 7日間返金保証

5 つのプラットフォームに対応:Windows / macOS / iOS / Android / Linux比較表 4 枚収録

第1章

サービスの位置づけと回線タイプ

VPNAK が提供するのは、国際回線を使ったネットワーク高速化サービスです。やっていることは二つに分けられます。一つは、ユーザーの端末と目的のサービスとの間に暗号化された経路を確立すること。もう一つは、その経路を最適化された国際回線につなぐことです。ユーザー側から見た結果はこうなります。海外のサイト、AIツール、ストリーミング、リモートワークのシステムにアクセスするとき、経路がより安定し、夜のピーク時間帯でも速度が落ちにくくなります。

解決するのは「ネットにつながるかどうか」ではなく、「海外のサービスにアクセスするとき、経路が安定しているか、十分に速いか、切り替えが手間なくできるか」という点です。国内のネットワークから海外の目的地までの公共経路は、多くの場合いくつものノードを経由するため、混雑する時間帯には挙動が大きく変動します。高速化サービスはこの区間を管理された回線に置き換え、クライアント側に回線を切り替えるための統一された入口を用意します。

1.1 主な利用シーン

  • 海外版のサイトやオンラインサービスへのアクセス:開発者向けドキュメント、ソフトウェアの更新サーバー、学術データベース、海外のECサイトなど。
  • 対話型・生成型のAIツールの利用(登録、ログイン、長時間のセッションを含む)。
  • ストリーミングサービスの地域別コンテンツの視聴(4K画質の再生を含む)。
  • リモートワーク:海外の業務システムへのログイン、ビデオ会議への参加、ファイル転送。
  • 移動中にネットワーク環境を切り替え、よく使うサービスを使える状態に保つ。

これらのシーンに共通するのは、目的のサービスが海外にあるという点です。回線を選ぶときは、まず作業の性質をはっきりさせましょう。短時間の閲覧なのか、長時間つなぎっぱなしにするのか。テキスト中心のアプリなのか、大容量の動画なのか。作業によって適した回線タイプは変わります。

1.2 3つの回線タイプの違い

サイト内の回線は、海外へ向かう経路によって3つのタイプに分かれます。違いは「使えるかどうか」ではなく、経路の固定度と迂回の仕方にあり、向いている作業も異なります。

回線タイプ経路の特徴向いているシーンサイト内の例
IEPL 専用線 固定で割り当てられた国際専用線。他の公共トラフィックと混ざらず、ジッターが小さい ビデオ会議、長時間接続、安定性が重視される作業 シンガポール · IEPL 専用線
中継 トラフィックが先に中継ノードへ入ってから出口へ向かう。ホップが1つ増えるが、振り分けが柔軟 夜のピーク時間帯の一般的なアクセス、ストリーミング 香港 · 中継、アメリカ · 中継
直結 入口から出口の地域まで直接つながる。経路が最短 遅延に敏感な操作、ピーク時間帯以外のアクセス 日本 · 直結、ドイツ · 直結

選ぶ順番としては、まず地域で近いもの(アジアの回線は通常経路が短い)を選び、次に作業の性質で調整します。会議や長時間接続は IEPL 専用線を優先、一般的なアクセスとストリーミングはまず中継、遅延に敏感な場面では直結を試す、という具合です。回線の一覧と地域グループはノードページにあります。

1.3 対応範囲と台数

現在は 110+ か国 / 160+ 回線をカバーし、同時接続台数は無制限。クライアントは Windows / macOS / iOS / Android / Linux の5プラットフォームに対応しています。つまり、1つのアカウントで自宅と会社のパソコン、スマホ、タブレットに同時にログインでき、端末ごとに料金を支払う必要も、「端末を切り替える」といった操作も要りません。

台数無制限は使い方の習慣も変えます。すべての端末にクライアントを入れて、シーンごとに回線を使い分けられます。リビングのテレビボックスはストリーミング最適化回線、仕事用パソコンは安定した専用線、スマホは今いる場所に近い回線、といった具合です。

1.4 暗号化とデータの取り扱い

通信の暗号化には銀行レベルの暗号化標準を採用し、クライアントとサーバー間の経路は業界標準の暗号化プロトコル群を使用、データは転送中も暗号化された状態を保ちます。サービスが記録するのは運用に必要な最小限の情報のみです。アカウント、サブスクリプションの状態、注文履歴、サポートチケットの内容であり、ユーザーの閲覧内容やアクセス先は記録しません。

登録に必要なのはユーザー名とパスワードだけです。メールアドレスは不要です。これはプライバシーを重視するユーザーにとって重要な点です。登録の流れに連絡先の入力を求めるステップが一切ないため、保管すべき情報も存在しません。

本ページの価格、返金日数、回線数はすべてプランページ・ノードページと一致しています。本ページと異なる数字を見かけた場合は、サイト内のプランページとノードページを優先してください。

本章の結論:VPNAK は国際回線を使ったネットワーク高速化サービスで、110+ か国 / 160+ 回線をカバーし、台数は無制限、5プラットフォームのクライアントがそろい、登録にメールアドレスは不要です。続く第2章では、この条件の中で自分に合ったプランを選ぶ方法を説明します。

第2章

プランと通信量パックの選び方

プランで決まるのは2つです。毎月使える通信量の上限と、期限切れのときに手動で更新が必要かどうか。VPNAK には現在3段階の月額プランと通信量パックの仕組みがあります。まずは3つの月額プランの違いから見ていきましょう。

2.1 3つの月額プラン比較

プラン料金毎月の通信量向いている人
ライト ¥9.9/月 60GB 1台での日常的な閲覧、調べもの、メッセージのやり取り
スタンダード ¥18/月 250GB 複数台での家庭利用、通常のストリーミング視聴
ヘビーユース ¥28/月 500GB 4Kストリーミング、大容量ファイルの転送、常時接続

3つの違いは通信量の上限と料金だけで、回線プール、台数、返金の条件はまったく同じです。台数無制限も7日間返金保証も、どのプランでも変わりません。つまり、プランを上げても使える回線が増えるわけではなく、毎月の通信量の上限が上がるだけです。

2.2 通信量の数え方

通信量は契約開始日を基準に毎月リセットされます。たとえば今月12日に初めて契約した場合、次の周期の枠は翌月12日にリセットされ、暦月の1日ではありません。こうすることで、枠の周期が自分の利用ペースと揃い、「月の途中で契約したのに月末にゼロに戻る」という事態が起きません。

通信量として数えるのは、高速化回線を通って転送されたデータ量で、上りも下りも含みます。Web閲覧やメッセージのやり取りはごくわずかです。主な消費は動画で、画質が高いほど、視聴時間が長いほど消費が増えます。大きなファイルのダウンロードやOSのアップデートも使用量を大きく押し上げます。

途中でプランを上げる場合、差額は残り日数で按分され、1か月分を二重に請求されることはありません。アップグレード後は新しい通信量の枠がすぐに有効になり、請求サイクルは元の契約開始日のままです。

2.3 通信量パック:枠を足す、期限なし

ある月の使用量が想定を超えたとき、あるいはたまに追加の通信量が必要なだけのときは、通信量パックを単体で購入できます。通信量パックと月額プランは並行する2つの枠で、使い切るまで有効、期限はありません。

300GB

¥158

使い切るまで有効 · 期限なし

1000GB

¥358

使い切るまで有効 · 期限なし

3000GB

¥658

使い切るまで有効 · 期限なし

通信量パックの使い方は2通り。1つは月額プランの補完として、その月の枠を使い切ったあとに通信量パックを使う方法。もう1つは低頻度ユーザーのメイン手段として、普段は月額プランを契約せず、必要なときだけ通信量パックを消費する方法です。後者は、1年のうち数か月だけ高速化が必要なユーザーに向いています。

2.4 プランを選ぶ判断の順番

  1. まず1か月の通信量を見積もる。主な用途を書き出しましょう。動画を毎日どれくらい見るか、大きなファイルをよくダウンロードするか、リモートワークの必要があるか。テキスト中心なら月に数十GBで足りることが多く、動画が中心なら250GB以上を目安に考えます。
  2. 次に端末の数を確認する。端末数は料金に影響しません(台数無制限)が、端末が増えて同時接続の場面が増えるほど総通信量は積み上がるので、枠はそれに合わせて上げる必要があります。
  3. 最後に通信量パックを付けるか決める。使用量の波が大きいなら、月額プランに加えて通信量パックを保険として用意しておく。短期間だけ必要なら、通信量パックを直接買うほうが割に合います。

迷ったときの無難な出発点は、¥18/月・250GB のプランです。1周期使い切って実際の消費量を見てから、上げるか下げるかを決めれば十分です。どのプランも途中でのアップグレードに対応し、差額は残り日数で按分されます。プランの詳細と支払い方法はプランページにあります。

2.5 支払い方法と返金

支払い方法は Alipay、WeChat、USDT の3種類で、注文時に支払いページで選びます。購入後7日以内なら理由を問わず返金を申請できます。返金の流れは返金ポリシーページに詳しく記載しています。

1点注意が必要です。通信量パックと月額プランは返金の扱いが同じで、どちらも7日間返金保証の対象です。購入後にプランを選び間違えたと気づいたら、そのまま返金手続きをしてから注文し直せばよく、「変更できるのか」で悩む必要はありません。

第3章

登録・注文・支払い

この章では「アカウントがない状態」から「注文が有効になるまで」の流れをたどります。手順は3つ:アカウント登録、プランを選んで注文、支払いの完了です。全体を通してメールアドレスも、その他の連絡先の入力も必要ありません。

3.1 アカウント登録

  1. 登録ページを開く。ナビゲーション右端の「ログイン」からユーザーパネルに入り、登録画面に切り替えます。ホームのメインボタンから直接入ることもできます。
  2. ユーザー名とパスワードを入力する。ユーザー名は自由に決められます。パスワードは12文字以上で、大文字・小文字・数字を組み合わせたものを推奨します。登録フォームにメールアドレスや連絡先の欄はなく、この2項目を入力すれば送信できます。
  3. 送信してパネルへ。登録が完了すると自動的にログインし、ユーザーパネルのアカウント概要ページに入ります。この時点ではまだプランがなく、概要ページに利用可能なサブスクリプションがない旨が表示されます。

ユーザー名とパスワードはアカウントを復旧する唯一の手段なので、パスワードマネージャーでの保存をおすすめします。登録にメールアドレスを使わないため、アカウントの復旧はサポートチケットでの対応のみになります。事前に控えておくほうが、あとから探すよりずっと楽です。

3.2 注文と支払い

  1. プラン画面へ進む。ユーザーパネルのプランページには3つの月額プランと3つの通信量パックが並び、料金は本ページの第2章と一致しています。
  2. プランを選んで注文する。プランを選ぶと注文が作成され、注文情報にはプラン、料金、通信量の枠が含まれます。この時点では未払いの状態です。
  3. 支払い方法を選ぶ。Alipay、WeChat、USDT のいずれか1つを選び、画面の案内に従って支払いを完了します。
  4. 注文の確定を待つ。支払い後にパネルへ戻ると、注文ステータスが未払いから支払い済みに変わります。確定は通常すぐですが、すぐに変わらない場合は注文一覧を更新するか、少し待ってから確認してください。

注文が確定すると、アカウントのサブスクリプション状態が有効になり、概要ページに現在のプラン、通信量の枠、有効期限が表示されます。ここまでで「購入」の部分は完了です。次はサブスクリプションを取得してクライアントに導入します。

3.3 注文前の3つの確認

  • プランの通信量の枠が自分の月間使用量に合っているか確認する。契約直後にアップグレードしたくならないように。
  • 支払い方法が使えるか確認する。Alipay と WeChat は日常的な支払いに向き、USDT は前の2つを使いにくい場面に適しています。
  • 契約開始日を覚えておく。以降の通信量リセットや更新の案内はこの日を基準に計算されます。

3.4 よくある質問

登録時にユーザー名を間違えたら

ユーザー名はアカウントの識別子で、登録後に自分で変更することはできません。使用に支障がなく綴りが気になるだけなら、そのまま続けて問題ありません。どうしても変更が必要な場合は、パネルのチケット機能から事情を添えて申請してください。

支払い後、注文がすぐに有効にならない

まず注文一覧ページを更新してください。多くはページのキャッシュによる表示の遅れで、注文自体は記録されています。しばらく待っても変わらない場合は、注文番号と支払い時刻をチケットで送ってください。担当者が確認して対応します。

月額プランと通信量パックは同時に買える?

はい。2つの枠は並行して存在し、消費時はまず月額プランの枠から引かれ、使い切ると自動的に通信量パックが使われます。互いに影響せず、上書きされることもありません。

第4章

サブスクリプションリンクの取得と安全な保管

サブスクリプションリンクは、「アカウント内の回線」をクライアントに渡すための手段です。実体はトークン付きのアドレスで、クライアントが定期的にこのアドレスへアクセスし、最新の回線リストと設定を取得します。その性質を理解すれば、なぜパスワードと同じ扱いが必要なのかも分かります。

4.1 サブスクリプションの取得場所

  1. ユーザーパネルにログインする。登録時のユーザー名とパスワードでログインします。
  2. クライアントダウンロード画面へ進む。この画面にはクライアントのダウンロード入口とサブスクリプションリンクの両方があります。
  3. サブスクリプションリンクをコピーする。ワンクリックのコピーボタンがあり、完全なアドレスがコピーされます。このリンクはアカウントと結びついているので、誰にも転送しないでください。
  4. クライアントに貼り付ける。クライアントで「サブスクリプションからインポート」を選び、リンクを貼り付けます。具体的な操作は第5章の各プラットフォームの節を参照してください。

4.2 サブスクリプションリンクがアカウントと同等である理由

サブスクリプションリンクにはトークンが含まれています。このリンクを手に入れた人は誰でも、パスワードを知らなくても自分の端末にインポートし、そのアカウントの通信量の枠を消費できます。つまり、リンクが漏れたときの影響はパスワードが漏れたときと同レベルです。他人があなたの枠を使い、あなたの側では通信量の記録に「使用量の異常な増加」が見えるだけ、ということになります。

サブスクリプションリンクはグループに送らない、公開の設定ファイルリポジトリに貼らない、スクリーンショットをSNSに載せない。新しい端末に導入するときは、パネルにログインしてコピーし直してください。チャット履歴から古いリンクを探すのは避けましょう。

4.3 リンクが漏れたときの対処

サブスクリプションリンクが外部に漏れた疑いがある場合の手順は次のとおりです。パネルにログインしてクライアントダウンロード画面へ進み、サブスクリプションリンクを再生成します(古いリンクは無効になります)。その後、自分のすべての端末で古いサブスクリプションを削除し、新しいリンクをインポートし直します。再生成後は、古いリンクを保存していたとしても回線を取得できません。

あわせてアカウントのパスワードも変更し、パネルの注文・通信量の記録で異常な使用量の増加がないか確認することをおすすめします。身に覚えのない消費があれば、チケットで状況を伝えてください。

4.4 サンプルリンクについて

サイト内のドキュメントや記事に出てくるサブスクリプションリンクは、すべて次のような形式のサンプルです。

https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN

これは明らかなダミー値で、形式の説明にのみ使われます。実際のリンクはユーザーパネルにログインしないと取得できません。サイト外で出回っている「VPNAK のサブスクリプションアドレス」は、いずれも公式が提供するものではありません。

4.5 サブスクリプションの更新の仕組み

クライアントは一定間隔で自動的にサブスクリプションのアドレスへアクセスし、最新の回線リストを取得します。つまり、回線の調整や地域の追加に手動の操作は不要で、次回の更新時に自動で同期されます。多くのクライアントには手動の「サブスクリプションを更新」ボタンもあり、追加した直後やリストが古いと疑うときに押せます。

クライアントが長期間サブスクリプションの内容を取得できない場合は、まず現在のネットワークからそのアドレスにアクセスできるか確認し、次にリンクが再生成されていないか確認してください。古いリンクが無効になるとクライアントはエラーを出し続けるので、その場合は新しいリンクをコピーし直せば解決します。

第5章

5プラットフォームのクライアント導入手順

5つのプラットフォームで導入の流れは同じです。クライアントをインストール → サブスクリプションのインポート入口を探す → リンクを貼り付ける → 回線を選ぶ → 接続する。違うのは入口の位置と名称だけです。以下、プラットフォームごとに説明します。クライアントのインストーラーはユーザーパネルのクライアントダウンロード画面でまとめて入手できます(ダウンロードにはログインが必要です)。

5.1 Windows

  1. クライアントをインストールする。パネルのクライアントダウンロード画面から Windows 版のインストーラーをダウンロードし、ダブルクリックしてウィザードに従ってインストールします。
  2. サブスクリプション管理を開く。クライアントを起動し、サイドバーの「サブスクリプション」または「プロファイル」のグループでサブスクリプションの追加をクリックします。
  3. サブスクリプションリンクを貼り付ける。パネルからコピーしたリンクを入力欄に貼り付け、保存するとクライアントが自動で回線リストを取得します。
  4. 回線を選んで接続する。ノード一覧から回線を1つ選び、接続ボタンをクリックします。ステータス欄に接続済みと表示されれば完了です。

Windows では、起動時の自動起動とタスクトレイ常駐を有効にしておくのがおすすめです。ネットワーク環境を切り替えるたびにクライアントを開き直さずに済みます。システムプロキシモードを使う場合、接続後はブラウザとほとんどのアプリが自動で回線を通ります。システムプロキシを参照しないアプリがある場合は、クライアントで TUN モードに切り替えてください。

5.2 macOS

  1. クライアントをインストールする。macOS 版のインストーラーをダウンロードし、アプリケーションフォルダにドラッグします。
  2. 初回起動時に許可する。システムがネットワーク拡張の権限を求めるので、案内に従ってシステム設定で許可します。許可しないとクライアントが通信を引き受けられません。
  3. サブスクリプションをインポートする。クライアントのサブスクリプションページでリンクを貼り付け、保存してリストの更新を待ちます。
  4. 回線を選んで接続する。メニューバーのアイコンに現在の接続状態が表示され、クリックすると回線の切り替えや切断がすばやくできます。

macOS でよく引っかかるのが権限です。初回の許可を飛ばしてしまうと、クライアントの画面は正常に見えても通信が回線を通っていません。システム設定のネットワーク拡張の項目で権限を補い、クライアントを再起動すれば解決します。

5.3 iOS

  1. クライアントをインストールする。iOS 版のクライアントは App Store から入手します。パネルのダウンロード画面に移動用の入口があります。
  2. サブスクリプションをインポートする。クライアントを開き、設定またはサブスクリプションのページで「追加」を選び、サブスクリプションリンクを貼り付けます。
  3. 設定の追加を許可する。VPN 設定の追加を確認するダイアログが表示されるので、許可を選びます。
  4. 回線を選んで接続する。ホームに戻って回線を選び、接続スイッチをオンにします。ステータスバーにアイコンが出れば接続済みです。

iOS の通信量はシステム設定で確認できるほか、パネルの概要ページでアカウント単位の使用量も見られます。Wi-Fi とモバイル通信を切り替えると接続は自動で再確立されるので、手動でつなぎ直す必要はありません。

5.4 Android

  1. クライアントをインストールする。パネルのダウンロード画面から Android 版のインストーラーを入手し、案内に従ってインストールを許可します。
  2. サブスクリプションをインポートする。クライアントのサブスクリプションまたは設定ページでサブスクリプションを追加し、リンクを貼り付けて保存します。
  3. 回線を選んで接続する。回線を1つ選んで接続をタップします。初回は VPN 接続の作成を求められるので、確認すれば完了です。
  4. 必要に応じてアプリごとのプロキシを設定する。Android のクライアントは通常、どのアプリを回線に通すか選べます。設定でアプリ単位にチェックを入れてください。

アプリごとのプロキシは Android でこそ便利です。銀行系や地域の生活系アプリを除外し、必要なアプリだけを高速化回線に通せば、通信量を節約でき、ローカルサービスが不具合を起こすのも防げます。

5.5 Linux

  1. デスクトップ環境を確認する。グラフィカルなデスクトップを持つディストリビューションならクライアントをそのまま使えます。コマンドラインのみのサーバー環境ではコマンドライン版のコアを使います(5.6 参照)。
  2. クライアントをインストールする。パネルのダウンロード画面から該当するパッケージ形式を入手し、ディストリビューションの作法に従ってインストールします。
  3. サブスクリプションをインポートする。クライアントのサブスクリプションページでリンクを貼り付け、保存してリストの更新を待ちます。
  4. 接続して確認する。回線を選んで接続し、ターミナルで出口アドレスが変わったことを確認します(方法は第6章)。

Linux で通信を引き受けるためにクライアントに追加の権限が必要な場合は、ディストリビューションの作法に従って一度設定すれば済みます。デスクトップ環境とコマンドライン版のコアは同じサブスクリプションを共有するので、切り替え時に再インポートは不要です。

5.6 コマンドライン環境

サーバーやグラフィカルな環境がない場合は、コマンドライン版のコアでサブスクリプションを読み込めます。典型的な流れは、まずサブスクリプションリンクを設定ファイルに書き込み、次にコアを起動するというものです。

# 例:サブスクリプションリンクを設定に書き込む(リンクはダミー値。パネルの実際のリンクに置き換えてください)
echo "https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN" > ~/.config/vpnak/subscription.txt

# コアを起動して設定を読み込む
vpnak-core -c ~/.config/vpnak/config.yaml

# 実行中かどうかを確認する
ps aux | grep vpnak-core

コマンドライン環境では2点に注意してください。1つは設定ファイルの権限を本人のみ読み取り可能にし、同じマシンの他のアカウントからサブスクリプションリンクが見えないようにすること。もう1つは、コアは通常は自動起動しないため、システムのサービス管理ツールで一度設定する必要があることです。

5.7 プラットフォーム早見表

プラットフォームクライアントの入手元インポート入口追加の権限
Windowsパネルのダウンロード画面サブスクリプション / プロファイルのグループ初回に通信を引き受けるときの確認
macOSパネルのダウンロード画面サブスクリプションページネットワーク拡張の権限
iOSApp Store へのリンク設定 / サブスクリプションページVPN 設定の追加確認
Androidパネルのダウンロード画面サブスクリプション / 設定ページVPN 接続の作成確認
Linuxパネルのダウンロード画面サブスクリプションページディストリビューションの作法に従う

5つのプラットフォームは同じサブスクリプションを共有し、同一アカウントで台数は無制限なので、よく使う端末すべてに設定できます。導入が終わったら第6章で疎通確認を行い、通信が本当に回線を通っているか確かめましょう。

第6章

接続と反映確認

クライアントに「接続済み」と表示されても、それはローカルのプロキシが起動したというだけで、通信が実際に回線を通っているとは限りません。この章では3つの確認方法と、「つながっているように見えて実は通っていない」よくある原因を紹介します。

6.1 出口 IP を確認する

最も直接的な方法は、現在の出口アドレスを見ることです。接続前に一度確認し、接続後にもう一度確認します。2回の結果が異なり、2回目が選んだ回線の地域になっていれば、経路は有効です。

  1. 接続前に一度記録する。ブラウザで任意の IP 確認ページを開き、表示される地域とアドレスを控えます。
  2. 回線に接続する。クライアントで回線を選んで接続し、ステータスが接続済みになるまで待ちます。
  3. もう一度確認する。同じ確認ページを更新し、2回の結果を比べます。地域が変わっていれば、通信は回線を通っています。
  4. 回線を切り替えてもう一度確認する。別の地域の回線に変えてもう一度確認し、結果が回線に追随することを確かめます。この手順で「ページのキャッシュで結果が更新されていない」という誤判定を排除できます。

6.2 DNS の解決を確認する

出口アドレスが変わっても、ドメイン名の解決が依然としてローカルの DNS を通っていることがあります。これにより、接続中なのに一部のサイトで地域判定が一致しない現象が起きます。ページは開けるのに中身が自分の地域版、という状態です。確認方法は、解決結果が回線側から返されているかどうかを見ることです。

コマンドライン環境では、システムのツールで特定のドメインの解決結果を調べ、接続前後で比較できます。解決結果が常にローカルのプロバイダの DNS サーバーを指しているなら、DNS が経路に追随していません。クライアントで DNS 転送を有効にするか、TUN モードを使ってください。

6.3 アプリごとの確認

システムプロキシモードでは、すべてのアプリがプロキシ設定を参照するわけではありません。アプリごとの確認は簡単です。目的のアプリで海外からしか使えないサービスにアクセスし、問題なく開ければそのアプリは回線を通っています。開けなければプロキシを迂回しています。

  • ブラウザ:ほとんどのブラウザは既定でシステムプロキシを参照するため、通常は追加設定は不要です。
  • コマンドラインツール:プロキシの環境変数を個別に設定するか、TUN モードに切り替えてシステム層で通信を引き受けさせる必要があります。
  • デスクトップアプリ:一部のアプリは独自のネットワーク設定を持ち、ローカルのプロキシポートを手動で指定する必要があります。
  • モバイルアプリ:Android はアプリごとのプロキシで個別に選べます。iOS はシステムが一括で引き受けます。

6.4 「つながっているように見えて通っていない」6つのケース

症状原因対処
クライアントは接続済みなのに出口アドレスが変わらないシステムプロキシが効いていない、または権限が許可されていないプロキシのスイッチとネットワーク拡張の権限を確認し、クライアントを再起動する
ブラウザは正常だが他のアプリがだめそのアプリがシステムプロキシを参照していないTUN モードに切り替えるか、そのアプリだけ個別に設定する
サイトは開けるが自分の地域版が表示されるDNS が経路に追随していないDNS 転送か TUN モードを有効にする
接続直後は正常だが数分後に遅くなる回線の混雑、または現在の回線に負荷が集中している同じ地域の別の回線に切り替える
一部のアプリがネットにつながらないアプリごとのプロキシのルールでそのアプリが除外されているアプリごとの設定でそのアプリを対象に追加する
接続後にローカルサービスが使えないローカルの通信まで引き受けているクライアントでローカル網域に直結ルールを設定する

確認の順番は固定しておくのがおすすめです。まず出口アドレス、次に DNS、最後にアプリごとに1つずつ確認する。3つすべてを通過して、初めて本当に「つながった」と言えます。この流れは端末を変えても、ネットワークを変えても同じように使えます。

より細かい切り分けの手順やツールの使い方は、「VPN が効いているか確認する方法」の記事で、「IP の確認、DNS の確認、アプリごとの確認」の3本立てで項目ごとに解説しています。

第7章

日々のメンテナンス、更新とアカウント保護

使い始めたあとに定期的に気にかけることは3つだけです。通信量の枠、サブスクリプションの有効期限、アカウントの認証情報。この章ではそれぞれを順に説明し、そのまま実行できる月次チェックリストを用意します。

7.1 通信量と有効期限の見方

ユーザーパネルにログインすると、アカウント概要ページに現在のプラン、今月の使用済み通信量、残りの枠、有効期限が表示されます。通信量は契約開始日を基準に毎月リセットされるため、「今月」の区切りは契約開始日に揃い、暦月ではありません。

月額プランと通信量パックを併せて持っている場合、概要ページには2つの枠が別々に表示されます。消費の順序は月額プランの枠が先で、使い切ってから通信量パックが使われます。通信量パックは使い切るまで有効で期限がないので、「早く買いすぎて無駄になる」心配は要りません。

7.2 更新とアップグレード

  • 更新:ユーザーパネルのプランページで改めて注文すればOK。期限後も枠は引き続き積み上がります。
  • アップグレード:途中で上のプランに上げる場合、差額は残り日数で按分され、1か月分を二重に請求されることはありません。
  • ダウングレード:現在の周期が終わってから下のプランを注文します。購入済みの通信量パックには影響しません。
  • 枠の追加:一時的に使用量が超えたときは通信量パックを直接買うほうが、事前にプランを上げるより柔軟です。

7.3 パスワードとサブスクリプションリンクの保管

アカウントの仕組みには2つの重要な情報があります。ログインパスワードとサブスクリプションリンクです。パスワードはパネルへのログインに、サブスクリプションリンクはクライアントで回線を取得するために使います。保管の原則は同じで、共有しない、外部に送らない、チャットツールで受け渡さない、の3つです。

おすすめの運用はこうです。パスワードはパスワードマネージャーに保存する。サブスクリプションリンクは新しい端末に導入するときだけパネルからコピーし、使い終わったら端末に控えを残さない。パネルの使用量記録を定期的に確認し、異常な増加があればすぐにリンクを再生成してパスワードを変更する。

7.4 月次チェックリスト

  1. 使用量を一度見る。今月の消費が想定の範囲内か確認します。2か月続けて上限に近ければ、プランを上げるか通信量パックの追加を検討しましょう。
  2. 有効期限を一度見る。数日前に更新しておけば、期限当日に使っている最中に切れるのを避けられます。
  3. クライアントを一度更新する。クライアントの更新は回線の互換性や安定性の改善を伴うことが多いので、定期的に1回更新すれば十分です。
  4. 端末のリストを一度確認する。現在使っている端末がすべて自分のものか確認し、使わなくなった古い端末があればクライアントからサブスクリプションを削除します。

7.5 期限切れになるとどうなるか

月額プランが期限切れになってもアカウント自体は削除されません。サブスクリプションの状態が無効になり、クライアントは利用可能な回線を取得できなくなります。この状態は更新すれば復旧し、過去の注文と通信量パックの残りはそのまま保持されます。通信量パックは独立した枠なので、月額プランの期限切れの影響を受けません。

使い始めたばかりのころに見落としがちなのが、パスワードとサブスクリプションリンクの保管習慣を最初の1週間で身につけることです。問題が起きてから整えると、対応の手間がはるかに大きくなります。関連する安全の習慣は「VPN 初心者のセキュリティ基礎」を参照してください。

第8章

応用的な使い方とトラブル対処

最後の章は、すでに全手順をひととおりこなしたユーザー向けです。シーン別の回線の選び方、複数端末を連携させる方法、問題が起きたときに自分で切り分ける方法を扱います。最初から覚えておく必要はなく、必要になったときに戻って確認すれば十分です。

8.1 シーン別の回線選び

利用シーン優先する回線タイプ原因
ビデオ会議、リモートワークIEPL 専用線経路が固定でジッターが小さく、長時間接続が切れにくい
ストリーミング視聴中継振り分けが柔軟で、夜のピーク時間帯にも安定しやすい
遅延に敏感な操作直結経路が最短で、応答が速い
日常的な閲覧と調べもの近いアジアの回線経路が短く、安定性も十分
大容量ファイルの転送IEPL 専用線または中継帯域が安定し、長時間の転送でも速度が落ちにくい

実際に選ぶときは、まず近い回線で一度試し、ピーク時間帯の挙動が不安定ならタイプを変えるのがよいでしょう。サイト内の回線は地域ごとにグループ化されているので、近いものを比較しやすくなっています。一覧はノードページにあります。

8.2 複数端末の連携

台数が無制限なので、端末ごとに用途に合わせて回線を割り当てられます。仕事用のパソコンは専用線、家庭の娯楽機器はストリーミング最適化回線、スマホは今いる場所に近い回線。こうすると、端末同士が同じ回線のリソースを取り合うことがなくなります。

複数端末の場面では通信量に一層注意が必要です。端末が増えるほど総消費は速く積み上がります。パネルで定期的に総使用量を確認し、プランを上げる必要があるか早めに判断しましょう。

8.3 よくあるトラブルの自己診断の順番

  1. まずクライアントの状態を見る。表示が「接続済み」であることを確認します。「起動しているが通信を引き受けていない」状態ではないか注意しましょう。
  2. 次に別の回線に変える。同じ地域には通常複数の回線があるので、1つ変えてみれば回線側の問題か手元の問題かを素早く切り分けられます。
  3. 続いて出口アドレスを確認する。出口が変わっていなければ通信は回線を通っていません。第6章の3ステップの確認に戻りましょう。
  4. さらにサブスクリプションを確認する。クライアントで手動更新を1回行い、リストが正常に取得できるか確かめます。
  5. 最後にアカウントの状態を見る。パネルにログインし、サブスクリプションが期限内で、通信量の枠が残っていることを確認します。

8.4 サポートに連絡すべきタイミング

自分での確認をひととおり終えてもつながらない場合、または次のような状況が起きた場合は、ユーザーパネルのチケット機能から送信してください。支払い後も長く注文が有効にならない、通信量の消費が明らかに異常、サブスクリプションリンクを再生成しても取得できない、アカウントにログインできない。送信時には、症状、発生時刻、使用しているプラットフォームとクライアントをあわせて書いておくと、対応が格段に早くなります。

特定の使い方を確認したいだけの場合は、まずヘルプセンターのよくある質問のカテゴリを見てください。アカウントとサブスクリプション、接続とトラブル、速度と回線、料金と返金の4分類で頻出の質問をまとめています。

8.5 関連記事

マニュアルはここまでです。8つの章は「サービスを知る → プランを選ぶ → 注文する → サブスクリプションを取得する → クライアントに導入する → 確認する → メンテナンスする → 応用する」の順に並んでいます。初めて使うときは最初から通して読むのがおすすめです。その後は具体的な問題が起きたとき、ページ上部の章メニューから該当する章に直接ジャンプしてください。

読んだら、そのまま始めましょう

メールアドレスは不要で、ユーザー名とパスワードだけで登録できます。月額 ¥9.9 から、台数無制限、7日間返金保証、Alipay / WeChat / USDT に対応。

無料で始める